オリジナルTシャツ製作ガイド

プリント方法の違いによる仕上がりの質感の違いについて

当店における布製品への主なプリント方法は

・スクリーンプリント(別名:シルクスクリーンプリント)

・ダイレクトフルカラープリント(別名:DTFプリント、ダイレクトFCプリント、オンデマンド転写、ダイレクトカラープリント)

の2種類となります。

※ガーメントインクジェットプリント(淡色用、濃色用)は取り扱っておりません。

プリント面の仕上がりの違い

遠くから見る分には差は分からないと思います。

強いて言うならばダイレクトFCプリントの方が色が若干発色が良く見える場合があります。

理由としてはインクを刷りつけてプリントをする「スクリーンプリント」より、「ダイレクトFCプリント」の方が生地の影響を受けにくい事が要因だと思います。

インクの"生地馴染み"について

好みが分かれる所にはなりますが、見た目はダイレクトFCプリントの方が印刷が均一で綺麗だと思う方もいらっしゃるかも知れません。

一方で”均一"="貼りついている感"だとデメリットと感じる方も一定数いらっしゃり、スクリーンプリントの質感を好まれる方もいらっしゃいます。

細かいデザインの表現について

ウェアプリントにおいて細かいプリント表現が出来るプリント方法としては、料金の高いガーメントインクジェットプリント(当店取り扱い無し)が最適です。

値段の安いスクリーンプリント、ダイレクトFCプリントにおける細かいデザインの表現では、それぞれに長所短所があり、一概にどちらが良いとは言えません。

スクリーンプリントは細かいヌキは滲みで潰れたり、細かい点や細い線にカスレやプリント不備が発生する可能性がありますが、刷り付いたインクは長年着用した場合でもプリントが剥がれる事はほとんどありません。(ダイレクトFCプリントも洗濯堅牢度は標準以上の4級以上です)

※洗濯堅牢度とは、日本の繊維品質を公的にジャッジするボーケン一般財団法人ボーケン品質評価機構で厳しい試験をくぐり抜け、評価される洗濯してもデザインの剥がれや色移りがないかの試験結果です。(参考:ユーロポート株式会社)

昔ながらのプリント方法で生地馴染みが良いが、細かいプリント苦手で小ロットだと値段の高くなるスクリーンプリントと、印刷面が均等で発色が良くフルカラーで小ロットから安く作れるダイレクトフルカラープリント。それぞれの特徴があり、用途やデザインによって最適な方法が異なります。

デザインや注文内容的に明らかに適していないプリント方法をご選択お客様がご選択されている場合は、ご案内をさせていただきます

過去に販売を行ってきたお客様からもプリント方法やプリント質感に関するクレームなどはほぼございませんが、プリントの質感におこだわりがある場合は予めご相談ください。