オリジナルTシャツ製作ガイド

オリジナルタオルのプリント方法による仕上がりの違いは?

オリジナルタオルは、オリジナルTシャツ以上に専門的な知識を必要とするオリジナルグッズです。

オリジナルタオルのプリント方法は多く存在し

プリント方法により、仕上がり品質は大きく異なります。

近年オリジナルTシャツならば、1枚から市販されているプリント品質の商品を作る事が出来る様になりましたが、

オリジナルタオルを市販されているクオリティで作成したいと思った場合、

枚数:100枚以上

製造期間:1ヶ月

という、なかなか手が出しづらい条件が必要となります。

 

『1枚から最短翌日出荷可能」とうたうお店もありますが、
それは市販でみる仕様とは異なる場合がほとんどなので仕様の確認は必須です。

 

市販クオリティのプリント方法は?

①染料インクジェットプリント

最小ロット:100枚  最短納期:1ヶ月

厚手の両面共に綿のタオルに手触りも柔らかい染料インクでフルカラープリントを行う「染料インクジェットプリント」のタオル。プリント面はシャーリングされておりグラデーション表現も可能。

最近のアーティスト物販でも多く使用されているタイプです。タオルが厚手である事も人気の理由です。次に紹介する昔ながらの「染料スクリーンプリント」のタオルに比べると新品時には硬さを感じます。

【注意】似たプリント方法に『顔料インクジェットプリント』がありますが、インクの入りも浅く、発色もあまり良くありません。顔料と染料には仕上がりに大きな違いがありますので、注意が必要です。

②染料スクリーンプリント

最小ロット:100枚  最短納期:1ヶ月

 ①のタイプが出てくるまではこの『染料スクリーンプリント』が市販品の代表格でした。今もなお定番のプリント方法ですがスクリーンプリントなので1色毎に版を必要とする為、カラフルなデザインになると費用が高くなります。

また写真プリントやグラデーション表現も出来ない為、"シンプルなデザイン"で"シンプルな配色"で大量生産の際に活用される事が多いタイプです。

最も肌触りがよく、発色も綺麗なので個人的に最も好きなプリント方法です。

 

市販品クオリティは上記の2つのプリント方法のみと考えています。

製作枚数や納期の観点で上記を選択出来ない場合は、『染めフルカラープリント(フラットタッチタイプ)』が採用されています。

 

③染めフルカラープリント(フラットタッチ)

最小ロット:10枚  最短納期:4営業日出荷

機能性と価格、作りやすさの観点から近年、物販でも多く採用されているのが、プリント面がフラットで、裏面は起毛したコットンタッチポリ素材の染めフルカラープリントのフラットタッチタオル。

表面のツルっとした手触りが従来のタオルと違うので一瞬驚きますが、着目して欲しいのはそのデザインのプリント表現力。プリント面をフラットにする事で従来のプリントタオルではありえないくらいのデザイン表現力があります。

裏面の起毛は吸水力も高く、速乾性も兼ね揃えています。また薄手なので携帯性も高い事から多くの物販で採用されています。